遺言書なしで起こる相続トラブルとは?子どものいないご夫婦が今すぐできる対策


「うちは子どもがいないから、相続でもめることはない」
そう思っていませんか?

実際には、子どものいないご夫婦の相続では、思わぬトラブルが起こるケースがあります。

特に多いのが、配偶者と亡くなった方の兄弟姉妹との間でのトラブルです。

この記事では、遺言書がないことで起こりやすい相続トラブルと、その対策についてわかりやすく解説します。

トラブル① 相続人同士の話し合いがまとまらない

遺言書がない場合、遺産の分け方は「遺産分割協議」で決める必要があります。

しかし、子どものいないご夫婦では、

・配偶者
・亡くなった方の兄弟姉妹

が相続人になり、必ずしも関係が近いとは限りません。

その結果、

・意見が合わない
・連絡が取れない
・手続きが進まない

といった問題が起こることがあります。

→ 相続人の範囲については
「子どものいない夫婦の相続人は誰?」の記事で詳しく解説しています

トラブル② 配偶者が十分な財産を受け取れない

「すべて配偶者に残したい」と思っていても、遺言書がなければその通りにはなりません。

法律で決まった割合(法定相続分)に基づいて話し合う必要があるため、他の相続人の同意がなければ希望通りに進めることができないのです。

→ 配偶者を守る方法については
「遺言書で配偶者の生活を守る方法」も参考にしてください

トラブル③ 自宅の扱いで問題が起こる

夫名義の自宅に住んでいる場合、遺言書がないと、その家は配偶者だけのものにはなりません。

他の相続人との共有状態になったり、売却を求められたりするケースもあります。

その結果、

・住み続けられない
・まとまったお金を用意する必要がある

といった負担が発生することがあります。

→ 詳しくは
「夫が先に亡くなったら妻は家に住み続けられる?」の記事で解説しています

トラブル④ 手続きに時間と負担がかかる

遺言書がない場合、

・銀行の解約
・不動産の名義変更

など、すべての手続きに相続人全員の協力が必要になります。

相続人が多い場合や遠方にいる場合、これだけで数か月〜1年以上かかることもあります。

トラブル⑤ 精神的な負担が大きい

相続は、単なる手続きではなく「感情」が関わる問題です。

・なぜこの分け方なのか
・本当に納得できるのか

といった不満が生まれると、関係が悪化してしまうこともあります。

どうすればトラブルを防げるのか?

こうしたトラブルの多くは、「遺言書」で防ぐことができます。

遺言書があれば、

・誰に何を渡すか明確になる
・手続きがスムーズになる
・配偶者の生活を守れる

といった効果があります。

特に、子どものいないご夫婦では、遺言書の有無がその後の生活に大きく影響します。

→ 遺言書の種類については
「公正証書遺言と自筆証書遺言の違い」の記事も参考にしてください

まとめ

遺言書がない場合、

・話し合いがまとまらない
・配偶者が困る
・住まいを失う可能性がある
・手続きが長期化する

といったリスクがあります。

こうした事態を防ぐためにも、早めに遺言書を準備しておくことが重要です。

子どものいないご夫婦の相続は、相続人の範囲や財産の状況によって対応が大きく変わります。

埼玉県春日部市周辺で遺言書作成をお考えの方は、当事務所の遺言書作成サポートをご確認ください。

→ 「遺言書作成サポートの流れ」ページはこちら